拝啓 瀬戸弘幸 殿

平成21年10月10日、徐才喜冤罪事件の取材記録が瀬戸家の石倉から出てきたとの喜ばしい報告を下さってから、早いもので8ヶ月が経過しました。

地裁の判決文全文(特に公印は必須)と、新聞が大きく報じたという、徐才喜さんの逮捕の記事の公表はまだでしょうか?

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2009年8月17日月曜日
瀬戸弘幸さんは極右の矜持すら忘れ去ったのか? (その7)

明日には、衆議院選の告示がされ、ヘタを打てば公職選挙法違反で逮捕という事態が待っています。急にビラまきの姿勢が変わったりするのかな?と思っているところですが、果たしてどうなることでしょう。正当な言論活動なら、これまでと変わらずせっせとビラ配布されるんでしょうが、出来なくなるんでしょうね。違法認識してるでしょうから。

瀬戸弘幸さんはこれまで、「幸福実現党」に、ストップ!ザ「政教一致」実行委員会への参画を呼び掛けてきました。今頃になって、彼らを支持していないと逃げるための布石を打っても全く無意味というものでしょう。

さて、明日以降は、あまり「幸福実現党」について踏み込んでご説明できなくなるかも知れないので、本当に「極右」ならシャレになってないぞ、激怒しなきゃならんぞってくらい看過できない主張をしている事を紹介しておきます。

まず、カルトめいた部分に少しだけ触れます。「風雲ケータイおじさんの日記」というブログで、「幸福の科学」代表の大川隆法総裁が、明治天皇、昭和天皇、天乃御中主神、天照大神の霊言を聞いて書いたとされる本の紹介をしています。Amazonなどでもレビューが出ているのですが、このブログに書いてある内容が一番参考になるようです。

自分は保守派だと自認している人は是非とも覗いてみて下さい。明治天皇も昭和天皇も、天津神も、みんな幸福の科学を応援してるし、もう天皇制は要らないって、大川総裁に霊界から語りかけたから、有難く拝聴しなさいって事らしいです。

まず、教義的にこういうことを信者に教え込んでいることを、「極右」の瀬戸弘幸さんは、どうお感じになられるでしょうか? 「靖国神社」は廃止して、戦没者慰霊施設にすべきであるって霊言を賜ったそうで・・・

日本には信教の自由が認められていますから、こんな教えでも信じる自由がもちろんあります。ただの宗教問題なら、ここまでで済む話で、信者が勝手に信じてる分には大した害もないかな・・・とも思います。

彼らがオカルトチックだという話でおしまいなら、瀬戸弘幸さんと同じ低俗さとの誹りを免れないでしょうから、これを踏まえて、『幸福実現党宣言』(大川隆法著)(論点要約)も読んでいただきたいと思います。

公党を目指す「幸福実現党」が、一体何を考え、どんな日本の将来像を描いて政治の舞台に立とうとしているのか分かります。

4 天皇制の問題点 天皇制自体は、何らかのかたちで遺しておいたほうが、日本の国にとってはよいだろうと思っている。ただ、外国から見ると、誰が元首なのか、誰が意思決定をするのかよく分からない。これが、日本が外国から信用されていない理由である。「内閣総理大臣に元首としての責任がある」と明確にするか、大統領制を敷くなどの、意思決定者をすっきりさせないと、日本という国は信用されない。


天皇陛下が居ることで日本は世界から信用されないんだそうです。「極右」として、こういう意見を持つ政党と協調して行けるんですか?

6 「信教の自由」に関する問題点 第二十条のつくり方は、かなり混乱を呼んでいる。「学問の自由」と同様に、「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。」だけでよいのであり、あとは法律でつくればよい。「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。」というのは、もとは国家神道のことを意図してつくったものだが、条文を正確に読めば、天皇制自体も、これに当たる。また、第八十九条は宗教の範囲を制約して縛るものである。「信教の自由」の下に言うならば、政治的な宗教も、政治的ではない宗教も、当然ありうる。「政治は、宗教的なるものを、一切、反映してはならない」というならば、それは唯物論国家である。


国家神道を意図して「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。」という規定が出来たと明確に言っていますね。「極右」さんの泣き所を明確に指摘しています。

そして、宗教団体が政治に参加することの正当性を説いています。こういう主張をしている「幸福実現党」が、ストップ!ザ「政教一致」実行委員会とかいう、ピントハズレな一団に加わってくれると思っているんですか?

あと、7や8辺りを御自分で読んでください。宗教が政治に入り込むことで、宗教の良識がそこに加わって補完しあうことができるとか何とか主張されています。「極右」である瀬戸弘幸さん、(瀬戸弘幸さん定義によるところの)政教一致政党である「幸福実現党」さんとの共同戦線が実現すると良いですね。

私が「極右」を自称する立場にあるなら、こういう政策を掲げたり、教義の中で天皇陛下を貶める宗教団体さんとは全面的に戦わなければと考えますけが、べったり仲良くしたがる自称「極右」さんも居るんですね。そこに「極右」の矜持は微塵も残ってないように見えますけど。

【追記】
早速、せと弘幸blog『日本よ何処へ』でチラシ配布終了のお知らせが来ました。

「表現の自由」として保証されている範囲の適正な言論活動をしているはずだったんじゃないんですか? 急いでやめないと逮捕が脳裏をチラついてしまうような事をやっていたと、そういう認識で宜しいですね。

『陽動作戦でした』とか『作戦勝ちでした』とか、何だか意味不明な勝ち鬨をあげてますが、「極右」としての矜持がズタボロになっただけの今回のビラまきの、どこに勝利があるんですか?

「極右」らしい正論を並べて戦うという事をせずに逃げて、どうでもいい所で戦っている風に見せるポーズ作りばかりしているから、真っ当な評価がついて来ないんじゃないでしょうか。

今回の落選運動っぽい中傷ビラまきは、大筋では創価学会自体を狙うもので無関係の洋品店狙いよりは随分とマシですが、それでも商店街で公明党のポスターが貼ってある店に脅しをかけたり、結局は自分たちより弱そうな一般人を狙うところに流れる。

どこまで行っても弱い者いじめ体質が抜けない困った人たちですね。



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